ひとり旅 高野山/京都 伏見稲荷大社(伏見稲荷大社編)
一期一会の出逢い
高野山を後にし、京都へ辿り着く。
京都の夜の街を徘徊、徘徊、ひとり飯。
翌日は始発で伏見稲荷駅へ
友人と合流し、稲荷山へお参り。
早朝の稲荷山は静か。木が生い茂り薄暗い。
幾つもの鳥居をくぐっていく…。
(右からも左からも頭上からも視線を感じるのは気のせい?めっちゃ見られてる…)
私はおじいちゃんの代理よ〜、代理で来たのよぉーと口ずさむ。
大汗かきながら稲荷山の山頂を目指す。
稲荷山 山頂でのお天気雨。
やっぱり来てよかったとまた確信する。
稲荷山から降りる途中、散歩中のおじさんに声をかけられた。
自然とそのままお喋りしながら山を降りる。
おじさんは毎日稲荷山を散歩してるそう。
友人は京都在住で私は東京から、高野山から京都観光に来たと説明。
私が伏見稲荷に来たのは祖父が伏見稲荷のお稲荷様を祀っていたことが縁で来させてもらいましたと…。
入口の大鳥居まで戻ってきて、おじさんがお茶でもと喫茶店へ誘ってくれた。
さっき会ったばかりなんだけどね…。
(皆が人懐こいのか、私のコミュ力なのか、、、)
クーラーの効いた喫茶店は天国。
私はアイスコーヒーをご馳走になった。
おじさんとお茶を飲んでいる時に私が思っていたこと…
おじさんの目、きれい。
目の作りとかじゃなくて、目が透き通ってるの。
おじさんは「じゃ、京都を楽しんで!」と握手をし、スマートに去っていった。
颯爽と去っていくおじさんの後姿を見送りつつ、「おじさんの目、きれいだった…」って友人に言ったら、友人もそう思ったと、、、。
あんな目のきれいな人に会ったことがない…。
小1時間も話をしていたけど…お互い名前も年齢も職業も聞いてない。
私はきつねにつままれたようだった。
きつねさんだったのかな…なんてね。
案外、神様は近くにいるのかもしれない。