ひとり旅 高野山/京都 伏見稲荷大社(高野山編)
一期一会の出逢い
数年前の夏、和歌山 高野山へ
伏見稲荷大社へ行こうと思った訳
母の実家に伏見稲荷のお稲荷様を祀っている。
そして、いまは亡き祖父の想いを運ぶ役目がある気がした…。
高野山も伏見稲荷大社も前々から行きたいとは思っていたけど、なかなか行くタイミングを見つけられずにいた。
数年前の8月お盆休み前、
ふと高野山行きたいな〜と思っていろいろ検索してたら宿坊も新幹線もすんなり予約が取れ、すべて準備が整った。
いま行くタイミングなんだなと思った。
(今まで、ふと思ったことが「導き」だったかなと思うことがある)
始発で出て、高野山到着は昼前。
遠かった…
高野山では宿坊に泊まり、精進料理を堪能し、写経、瞑想、朝勤行もした。
早朝のお勤め(朝勤行)のとき、
詰めて座るようアナウンスがあったのに私の右隣には誰も座らなかった。
空いているのはこの椅子だけ。
やっぱりおじいちゃんも一緒に来たな…と確信した。
この旅は正解だ。
そして朝勤行が始まるころ、スーと涼しい風が吹き突然大雨が降り出した。
お勤めが終わるころにはピタリと止み、夏の陽が射してきた。
午前中に奥之院へ行き、弘法大師さまにも無事ご挨拶。
午後には高野山を後にし京都へ移動。
翌日は友人と伏見稲荷大社で待ち合わせ。
帰り、高野山のケーブルカーは混んでいて、年配女性(60代後半くらい)の隣に座らせてもらった。
女性が高野槙を持っていたことで、私が高野槙について話かけ言葉を交わした。
女性は河内長野へお墓参りへ行くため、高野山へ高野槙を買いに来たそう。
初めて会ったのにも関わらず、河内長野まで1時間半近くご一緒した。
別れ際、女性は「よろしければ家にお泊りになっていって」って…。
(え⁈さっき会ったばかりですよ…
京都でホテルを予約してあるし、そんな図々しいことは出来ない…)
先の予定があるからと丁重にお断りした。
私もお話していて楽しかったし、女性も楽しかったんだなと思って嬉しかった。
女性はしきりに「残念だわ〜」と言ってくださった。
でも1時間半前にケーブルカーで隣合わせた人にお泊りになってって、、、とっても不思議な出逢い。
一期一会の縁に感謝。
京都編へつづく