ダブルワーク
20代のころからダブルワークをしていた。
昼はOL、夜はキャバクラだったり、スナックだったり…。
リーマンショックのどん底の時、なかなか仕事が決まらなかった。
だから先にダブルワーク先を見つけた。
昼間の派遣の仕事と両立できるもの…
もう30代も後半、時給が安くても長く安定してできるバイトを選んだ。
業務内容:データ入力作業
自宅から2つ隣駅、徒歩だと自宅から30分。
勤務時間:19:00〜終わるまで。
終わるまでとは、曜日によってデータ量に差があり早ければ21時、遅ければ終電(0:30)になることも。
終電を逃して徒歩で帰宅することもあった。
会社は年中無休。
勤務は週5-6日勤務。
時間給:850円
ここに入った2ヶ月後に日中の派遣が決まり、正式にダブルワークとなった。
普段、9時〜17時まで働いて、移動、18時ころにバイト先到着。
夕飯はコンビニだったり、牛丼を買ってバイト先で食べて19時からお仕事開始。
月曜日から終電になることもあったり、年中睡眠不足。
日曜日が唯一の睡眠デー。
ひたすら寝る日。
バイトは同年代の女子ばかりの6-7人でシフトを組み、ワイワイとおしゃべりしながらカチャカチャとひたすら入力。
どんだけおしゃべりしてても叱られたりすることはなく、その日のノルマさえきちんとこなしていればOK。
ここに集まった全員、派遣社員でダブルワーク。
途中、データを待つひまな時間帯もあったりして、仕事の愚痴やら悩みやら相談やらトークタイム。
派遣の仕事のストレスはバイト先で喋って発散。
バイトがあったから(同士がいたから)、昼間の仕事も頑張れた気がする。
21時を過ぎるともう眠くなってくる…
何も考えない、手だけが動く…無心でキーボードに向かう。
みんなここに集まるのを結構楽しんでいて、放課後クラブと呼んでいた。
派遣先を有休で休んでもバイトには行くみたいな…。
ダブルワークの年収70-80万円。
ここでのダブルワークは4年半。
現在の会社に勤めることになりダブルワークを辞めた。
ダブルワークがあったから精神的・経済的安定を得られた。
ダブルワークがあったからいまがある(感謝)