おひとりさまライフ

40代 おひとりさまのひとりごと

潔癖(症)

私は潔癖症

私が小学生の頃、4才年上の姉がお友達と銭湯へ行くという。

家にはもちろんお風呂があったから、私は銭湯へ行ったことがなかった。

姉に私も一緒に行きたいと言ったら、友達と行くからダメだと断られた。

諦めない。

私も銭湯へ行きたいと母にねだった。

銭湯はいろんな人がお風呂に入りにくるから衛生的ではないという理由で連れて行ってもらえなかった。


姉はお友達と銭湯へ行ったのに、なぜ私は行ってはダメなのか…。


幼い頭で考えた。
大きいお風呂に他人さまの垢がぷかぷかと浮いている様子が目に浮かぶ…あームリだ。簡単に納得した。
まぁ家に風呂はあるわけだから、母は私を銭湯へ連れて行くのが面倒だっただけだ。

この出来事があってから、いつも衛生状態を考えるようななった。


未だどうしても無理なことは、他人さまが剥いたりんごだ。

母が剥いたりんごは食べられる。外食も大丈夫。

りんごを口に入れ、かみ砕き、ごっくんしようとしても喉に拒絶される。

おえぇ~となってしまう。

幼い頃、お友達のお家に遊びに行くとお友達のお母さんがおやつにりんごを出してくれる。
「お腹がいっぱいだから」と断る私。

子供ながら他人さまにりんごを食べて、おえぇ~と涙を流す姿は見せられない。


大人になって銭湯・スーパー銭湯へ行ったが、微妙…というのが素直な感想。
家に帰宅してまたシャワーを浴びる…。

温泉は大好きだ。
私の潔癖癖は重症ではない、と自分では思っている。

いまコロナウイルスが猛威を振っているが、電車の吊り革は大丈夫(手洗えばいいよね)
屋台もやや無理かな。
御手洗の汚い飲み屋、二度目はない。
海、山も苦手だったが克服した。
海キャンプとか山小屋泊とかできる私がいる。


ひとつまだ未体験のことがある。

災害時の避難所だ。
非常時だからつべこべ言えないのはわかっている。

非常時が来ないことを祈るばかりだ。